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ラテンアメリカ音楽が持つリズミカルな活力を創作源に、西洋古典、伝統音楽、電子音響に接続された独自の実験に取り組むメキシコの作曲家Javier Alvarez。80年代〜90年代英国移住期のエレクトロアコースティックワークスでまとめられた92年作。ハープ、マラカス、ピアノ、伽耶琴、ドラム缶というそれぞれ異なる5つの楽器の伝統的な奏法やリズムに、サンプラーやシンセから生成される電子音響を組み合わせた全5曲。まずは、マラカスの演奏と磁気テープ上のリズムとが互いに振動しあって変幻する84年の作品『Temazcal』から。知覚を揺さぶるミニマルなポリリズム感覚に満ちた圧巻の一曲。大推薦盤!
キーワード:ミニマル ミュージックコンクレート 即興 |