Self-released Germany / USED LP / Disc:VG+ Sleeve:EX 盤面軽く音に出る浅い微キズ(試聴-1)
Harry Partchをはじめとする西側の拡張実験の文脈からは切り離された70年代の東ドイツで活動を開始、作曲プロセスを伝統の枠組みから解放することを目的とした、創作楽器、グラフィックスコア、プリペアードピアノを用いた実験に取り組み、作曲家、即興演奏家、音楽療法士、楽器発明家として現在も精力的に活動している異才Hans-Karsten Raecke。希少になっている82年発表の自主制作盤。試聴は、4名の奏者よる二台のプリペアードピアノを用いた疑似ガムランミニマルから。続いて、水を注いで吹奏されるグミフォンなるゴム製排水管の響き。自作の装画もいい感じ。土下座もんの逸品。
キーワード:ミニマル 創作楽器 空想民俗 水 霊性
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