ARTIST : Plantar
TITLE : Forest, Sea, Harmony
THANKS SOLD OUT!
Self-released Japan / NEW 10inch ライナー付き/活版印刷ジャケ
アイドルグループRYUTistへの楽曲提供や、佐渡のポップスユニット婦人倶楽部のプロデュース、自身のバンドOrangeade(conte)での活動の他、数々の企業CM制作、日本映画のサウンドトラックなどの仕事でも先鋭的なサウンドセンスを遺憾なく発揮している、新潟・佐渡島在住の気鋭の作曲家、佐藤望のソロプロジェクトplantar。自主制作の10inchミニアルバムが限定部数入荷!
自身のソロ活動名義であるplantarとして初のミニアルバムとなる本作は、作曲家としての佐藤望のバックグラウンドにあるフランス近代音楽(サン=サーンス、フォーレ、サティ、ラヴェルetc.)への回帰と、ジャズや映画音楽のイディオムも感じさせる、ニューエイジやアンビエントを通過した耳にも推薦したいネオクラシカルな室内楽作品。森や海に囲まれた佐渡の自然環境のもと、島暮らしを続けながら日々の生活の中で繰り返される永劫と実存への問い掛け、そして来るべき新しい世界への考察が、「神学」「地理学」「数学」「生態学」といったタイトルと共に、6つの組曲という形を伴って奏られる。旋律に宿った作曲家の思考に誘われるように、音楽に耳を傾けるリスナーもまた、未だ見ぬ風景の中を幾度も旅することとなるだろう。手の込んだ活版印刷仕様のジャケの質感も◎。大推薦盤!
『生活における自然との関わりの中で感じる様々な事象(天体の運行、虫の行列、草花の模様、海産物の増減、宗教観など)に対して曲は作られた。1曲目からTheology - 神学と堅いタイトルが付されているが、これは自身が幼少からカトリックの教会付き合唱団で宗教曲を歌ってきた経験や意識が、今の生活の中でどのような意味を持つか、ということを考察して作ったためである。しかし、作曲者の住む佐渡島には信仰のベクトルが自然によって規定される観念があり、今作に通底するものとして、佐渡の薪能や鬼太鼓など身近な神事に関わることが自身と何らかの繋がりがあるのではないか、とした仮説が結晶化されている。その自然的な考え方は音楽が世界の調和として機能していた時代に倣い、アルバムタイトルを「Forest, Sea, Harmony」とつけた。 佐藤望』
キーワード:室内楽 ミニマル
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