Self-released Germany / USED LP / Disc:EX Jacket:EX
フルクサスやアクショニズムとも縁の深い美術と音楽の境界線の住人A.R. Penckの私家版フリージャズシリーズの一枚。拙いタッチが不思議とあと引くピアノの弾き手は、今や独現代美術を代表する作家のひとりMarkus Lupertz。この人の音楽作品というだけでも十分貴重な内容ですが、じつはManfred Schoofなんかとも互角に渡る筋金入り。いつ終わるとも知れない問わず語りな即興遊戯の中に、機微に触れてくるような淡いトーンを滲ませるニクい演奏。フリージャズって云うより底抜けの騒音作品が多い同シリーズの中ではちょっと異色の一枚。装画はMarkus Lupertz。いい!
キーワード:即興 A.R. Penck
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